有楽町のコリドー街の近くで見つけたカフェの看板です。
これを看板と呼んでいいのでしょうか。
看板というより、品のある建築装飾物です。
建築デザイナーか店舗デザイナーとメタルアーティストとのコラボレーションであることが見て取れます。
スチールとガラスを使ったオブジェや看板やペンダント。
古レンガの壁や古材の梁と絶妙な相性です。
ビル外壁や街頭のトラッドグリーンともよくマッチしています。
しかも、古レンガの連続感とペンダントの高さの変化を使って、客を地下に誘導しています。
計算され尽くしたデザインです。
看板だけが突出しないで、建物や周囲の環境と融合している。
いや、融合しているというより、互いが相手の魅力を引き出し、相手の力を借りて魅力的になっている。
互いが借景の関係にあって、相乗効果を出しているという感じです。
実に、心地いい。
一見地味なのに、すごく存在感があります。
これぞ、看板のあるべき姿、真骨頂だと思います。
古きよき銀座の街並みを垣間見れた感じで、今日は最高の気分でした。